Tuesday, 5 June 2012

新領域創造特論のゲスト


新領域創造特論(2012年度前期)
ゲストのお知らせ
「新領域創造特論」(水曜3限)、6月後半の2回は管啓次郎担当「言語、メディア、<世界>の変容」です。それぞれ以下のゲストをお招きし、最前線の現場からのお話をうかがいます。あまりにも得難い機会です! けっして逃すことのないよう、いまからカレンダーに書き込んでおいてください。

6月20日(水)
佐藤文則さん(フォトジャーナリスト)
ハイチの大震災、そして東日本大震災。二つの経験を比較することは、はたして可能なのか? それは現代世界について何を教えるのか? 明治大学の先輩でもある現代日本の代表的フォトジャーナリストが、それぞれの現場での経験を基にして、われわれが知るべきこと、考えるべき問いへのヒントをしめしてくれます。
 主な著書に『ダンシング・ヴードゥー ハイチを彩る精霊たち』『慟哭のハイチ 現代史と庶民の生活』(凱風社)、写真集『ハイチ 圧制を生き抜く人々』(岩波書店)。共著にJVJA写真集『3・11メルトダウン 大津波と核汚染の現場から』(凱風社)。

6月27日(水)
綾女欣伸さん(編集者)
あるまとまった知識の流通形態としてもっとも洗練されたものが、印刷術発明以後の<書物>であることは疑えません。ディジタルメディアの時代になっても、流通にむけた知識の整理と、新たな結合による創造は、書物のモードを模倣しています。鍵をにぎるのは<編集>。現代文化創造の現場で活躍する若き編集者が、編集という仕事の本質を惜しみなく語ってくれます。
 最近のお仕事に、新シリーズ「アイデアインク」として津田大介『情報の呼吸法』、グリーンズ編『ソーシャルデザイン———社会をつくるグッドアイデア集』など。フランシスコ・サンチェス+ナターシャ・ブストス『チェルノブイリ 家族の帰る場所』(いずれも朝日出版社)。

受講者以外の聴講を許可します。当日、開始前に声をかけてください。
ただし遅刻は厳禁!                        (担当=管啓次郎)