Wednesday, 19 August 2026

『図書館詩集』刊行!

 ぼくの第十詩集にあたる『図書館詩集』が7月30日に刊行されました。版元は書肆リヴェルリ。長らく左右社の編集者だった東辻浩太郎さんが独立してはじめた新しい出版社の最初の本です。

各地の図書館で滞在制作するシリーズ、もとはウェブマガジン「水牛」に2022年11月から2023年10月にかけて連載していただいたもの。こうしてかたちになったものを通読すると、それぞれの土地で発生し、流れては消える言語の霧の運動のようなものが見えてきて、まるで他人の作品のようにおもしろい。主題は意識の旅。それ以外にはありません。

秋にはいくつか朗読イベントを開催したいと思っています。ぜひ読んでみてください。

北方民族博物館にて

 8月1日、網走の北方民族博物館で「北をめぐる語りと朗読 旅する詩人たちの北極圏」と題したイベントに出演しました。小島敬太くんとぼくが『サーミランドの宮沢賢治』(白水社)のもとになった旅をふりかえり、ついで札幌やモスクワで育った比較文学者の中村和恵さんがご自分にとっての「北」を語るという、おもしろい内容。

翌日には女満別駅近くのカフェ Sunto Saule で、その別ヴァージョンともいえる朗読とお話の会を。こちらには地元の詩人しまちちさんも参加し、少人数ながらよいイベントになりました。ご来場いただいたみなさま、お世話になったみなさま、ありがとうございました! 道東は最高です。いつかオホーツクの沿岸で暮らしたい。

『イメージ論の冒険者たち』に寄稿

 Blogger を長いあいだサボっているうちに、自分の活動記録もわからなくなってきた。これから少しずつ埋めていきます。

前川修・佐藤守弘・増田展大編『イメージ論の冒険者たち』(東京大学出版会)にスーザン・ソンタグ論を寄稿しました。特に新しいことが書けたわけではありませんが、逆に彼女の写真論のまったく古びない部分を明るみに出すことはできたのでは。

この論集、きわめて充実した良い企画です。イメージ論関係の授業では必携となるでしょう。