Monday 14 July 2008

BOOK246

北島敬三さんをお迎えしてのDC系トークセッション第1回。ほぼ満員で、ぶじ終了。

だが、暑かった! 南青山のみちばた、開始の午後4時では、まだまだ酷暑。周囲も明るすぎて、北島さんのスライドが見づらく、ほんとうに申し訳なかった。話す順番がまちがっていた。すみませんでした。

途中の休憩を終えたころから、しだいに暑さもやわらぎ、光もやわらぎ、だんだん調子が。でもそのころにはもう時間切れ、残念。これはまたいつか、この続きをやらざるをえないだろう。

北島さんのおもしろいところは、安易な歴史性を否定するところにかえって彼ならではの歴史感覚が浮かび上がり、人も風景もひとしなみに見るところに存在の「個」がかえって出現すること。北島さん自身「記念写真的にやった」という旧ソ連での人物写真が、とりわけすばらしかった。

次は秋に、デザイナーの近藤一弥さんと。クールでシャープ、彼のデザインそのままの人柄の、近藤さんとの対話が待ち遠しい。たぶん10月から11月にかけて。またお知らせします。

すべてが片付いてから、宇野澤くんの誘いにしたがって六本木のスーパーデラックスへ。きょうは伊藤隆介さんの映像作品と大友良英さんの音楽という組み合わせの夕べだったようだ。

http://www.super-deluxe.com/#映像作家徹底研究%206.

興奮のライヴが終わったポスト・フェストゥム(祭りのあと)的現場にゆき、伊藤さんの最高にかっこいい作品を見ることができた。同行した一同、愕然。これはすごい。永遠に石段を降りてゆく乳母車。説明はしない。

そして残念ながら、みんなを圧倒したその演奏を聞き逃してしまった大友さんと、立ち話をすることができて大満足。大友さんには、いずれFringe Frenzyに登場していただく約束を。

こうして終わった7月の日曜日だった。さあ、明日からもがんばろう。