Friday, 9 October 2009

40 ans sans Jack

「ジャックなき40年」、それはモンレアル(モントリオール)のジェラール・ラルナックが呼びかけているイベント。

といっても、別に何をするわけでもない。10月21日はジャック・ケルアックの40年めの命日。その日に彼を思い出し、彼の作品の一節でも朗読し、グラスを傾ければそれでいい。

東京でも何かやろうか。何がいいかな。何か考えてみよう。

休講なんてしてられない

台風だった、休講になった。最初は午前中だけと発表されたけど、アキバに着いたころには、それが5限までになっていた。

学生も定時に来たのは、まだ入学していない大洞くんだけ。ふたりでは仕方ないので、王家衛の傑作『恋する惑星』のビデオを見始める。あまりにすばらしい撮影にひきこまれていると、次第にみんなが到着。最後まで見て、結局そのまま5時50分まで、いつもの授業に。

大学院の授業で90分は短すぎる。アメリカの大学だと、週1の大学院授業は150分が標準。ただでさえ短いのだから、台風だからといって休講にはしてられない。しかし正式には休講だったわけだから、きょうやったのはカウントせず、学期末には補講をやることにしようか。

Wednesday, 7 October 2009

そろいぶみ!

まず、このページを。左右社のホームページです。

http://sayusha.com/sayusha/左右社HOME.html

なんとうれしい風景! 清岡さんの『東京詩』、波戸岡さんの『オープンスペース・アメリカ』、そしてぼくの本。去年の相談が、こうしてはっきりかたちをとって実現して、これほどのよろこびはありません。

中旬から書店に並びます。平積みになるお店では、手書きのポップもつける予定。書店で待ち構えて、買ってくれた人にはその場でむりやりサインをしないまでもお礼をいう、かも。先着何名様かには、おまけをつけたいくらい。

カリスマ・フランス語教師の清岡さんも、数々のフラ語本(『フラ語入門、わかりやすいにもホドがある!』をはじめ)を除けば、可憐な小説『小さな幸福』以来の著書。そして若きサウスウェスト派のアメリカ文学者・波戸岡さんには、これが最初の本になります。どちらも新鮮で、はっきりした味わいと歯ごたえがある内容です。しかもおしゃれ。

ちなみに清岡さんの本のオビには吉本隆明さん、波戸岡さんの本のオビには片岡義男さんのおことばがあります。なんという豪華さ。(ぼくのは無し。)

ともあれ、よろしく!

森と林

学部生たちと森に行きたいねという話をしていて、森と林のちがいが話題になった。四手井綱英『もりやはやし』という文庫本があって、たしかそのちがいがふれられていた。「もり」は「盛り上がった」という意味で「はやし」はお祭りの「お囃子」なんかとも関係する言葉、だとか。つまり、人為的に「はやした」もの。手元にないので、興味がある人は見てみてください。

それで改めて日本語の単語として考えてみると、たしかに「もり」とは「盛り上がる」ことでもあるだろうし(自然な丘陵地帯?)、地面そのものから樹木が自然成長してきたという感じもする。雨漏りなどの「もり」も、要するに水がおのずから溢れ出たということなのではないか。

満月を「望月」というときの「もち」もどこか関係してくるかもしれないし、だったらお餅もそうか(「望月」というと漢字に惑わされるけれど、たぶん最初の「もち」はお餅の「もち」に通じたものと考えるべきだろう)。モル、モツ。それでは手に持つときの「もつ」と日持ちがするというときの「もつ」にはどうつながるのか。そもそも「も」とは何だったのか。水藻の「も」と「萌える」と「燃える」(いずれも植物なり炎なりが出現することをさす?)は、どんな関係なんだろう。

一方、林は「はやす」から来て(「もやし」が動詞「もやす」から来るように)、人の手が加わって、それまで木々のなかった平地に樹木を育てたことがうかがえる。

北陸に住む友人が、昨日は森に行き薪を伐ったというのを、心底うらやましく思った。うちのあたりには森もない、林もない。市が指定した「保存樹」のいくつかに手をふれて、かろうじて樹木との対話を確保しているだけ。都市にはせめて林が必要。いまあるマンションの新築現場の何割かが林になるなら、ほんとうにいい町になる。

せめてちょっと詳しい地図を買ってきて、市内にマンションが立っているすべての土地を濃い緑の色鉛筆で塗り、市街地「はやし化」計画が進行したらどれくらいの面積が緑化されるかを、アナログにシミュレーションしてみようか。

Monday, 5 October 2009

マサオ・ミヨシ

カリフォルニア大学サンディエゴ校のマサオ・ミヨシが10月2日に亡くなったそうだ。サンタクルーズのロブ・ウィルソンからの知らせ。

日本で生まれ育ちながらアメリカで「英文学者」として勝負する、その生涯はどれほど大きな冒険だったことか。ぼくはミヨシさんにお目にかかったことはないが、1990年ごろ、サンディエゴの博士課程に登録しかけたことがあった。結局シアトルに行ったのだが、サンディエゴに行っていたら、またその後はまったく別の人生だったにちがいない。

Sunday, 4 October 2009

アキバから新宿

きょうはサテライトキャンパスに行ったあと、アキバから新宿まで歩いてみた。楽勝、楽勝。河内くんたちと雑談しながら歩いて、1時間40分くらいか? 曙橋のあたりは、思えば歩いたことがなかった。新宿といっても6丁目あたりは、ほんとに静かな住宅地。

歩けば東京もおもしろい。こんど、徹夜ウォークを企画します。

Saturday, 3 October 2009

その姿は?

といっていたら、誰よりも親切なわが同僚の清岡智比古さんが、カバーの写真をアップしてくれました。かっこいいでしょ。

http://tomo-524.blogspot.com/

清岡さん、ありがとう!

ちなみに、この12月あたりに、清岡さんと組んで、東京を歩き詩を書くワークショップをやります。時が来たら、参加者を大募集することを約束します。詩なんて関係ない、と思ってるみんなにも、人生が変わる一日にすることを約束します。歩くのはちょっとキツイよ、たぶん。

田村隆一を生んだ明治、澁澤孝輔が、入澤康夫が、安藤元雄が教えた明治です。現代詩といえば明治です(ちょっとウソ)。ぜひ参加してください!