Friday, 2 October 2009

『本は読めないものだから心配するな』

左右社から出るぼくの新刊『本は読めないものだから心配するな』が刷り上がりました。発売は15日。デザイナーの清岡秀哉さんのおかげで、すっきりした、とてもいいデザインになりました。

15日以後、ぜひ書店で手にとってみてください。

デジ研、そしてダイドーとナカノ

第1回「デジ研」は水曜日、ぶじ終了。参加者22名。主宰のマリオくん、ごくろうさまでした。次回からもがんばって進めましょう。

ところで、その場にふらりとやってきて参加してくれたのがナカノくん。いまはシステム・エンジニアとして働く彼だが、もともと大変な読書家。書物の文化の終焉に対する危機感を、熱く論じてくれた。

そしてこの日の最大の事件は、じつはナカノくんとダイドーくん(来年、うちの大学院に入学が決まっている)の出会いかもしれない。ふたりとも、学校教育に早くから嫌気がさし、不登校を選び、やがて「大検」で大学に入学した。学校が嫌になった理由が「時間がもったいなかった」ということも似ている。そしてふたりとも、ギャンブラーの大人たちのあいだで成長し、多くを学び、真剣な独学者となった。20代前半という年齢で、これだけいろいろ考えているのは、あたりまえのコースをたどってきた大学生には、まずありえないこと。

ふたりがこれから何を語り合い、何を考えていくのかは、ぼくには不可知の世界。でも深い共振が生じることだけは予測がつくし、ちょっと類例のない協同が(どんなものであれ)かたちをとってゆくのも確実。それだけは、賭けてもいい。

ぼくはただ場所を提供するだけだけれど、こういうことがあるから、おもしろい。やりがいもある。学校とは、学校を否定する力との緊張関係に立つときにのみ、あるべき輝きを取り戻す、と改めて思った。

そういえば近藤くんはどうしてるかなあ。お元気ですか。まだそんな気持ちが残っているなら、将来ぜひ、DC系を受験してください。2月の受験も、まだまだ間に合うよ。

ムクドリの雲

このところムクドリが近所に多くて、うちからは鼻先の高圧線と大きな樹木だけで、毎日、夕方には何千羽が集っている。なかなかの壮観。

ところが、「風の旅人」38号に掲載されているパオロ・パトリッツィの連作写真がすごい。ローマのヨーロッパムクドリの大群。ローマだけで500万羽! まさに黒い雲となり、刻一刻と姿を変えながら、空を舞い、車を糞で埋める。

こんな風景は見たことがない。その場にいたら、どれだけ恐ろしいかわからないな。ムクドリ共和国が、ヒトの世界にとって代わる日も近いかも。

「風の旅人」38号

雑誌「風の旅人」38号が完成。ぼくの連載「斜線の旅」も23回め。今回は「テ・マエヴァ・ヌイ」と題し、クック諸島の国家的フェスティヴァルについて書いています。

「斜線の旅」は、この23回めまでで1冊の本としてまとめることにしました。インスクリプト刊、今年のクリスマス本として準備中。ご期待ください!

『ハプスブルク家の光芒』

ドイツ語の同僚、菊池良生さんの『ハプスブルク家の光芒』がちくま文庫に入り、解説を書きました。歴史好きのみなさん、ぜひどうぞ!

Thursday, 1 October 2009

山形行きたい!

あれこれと驚くべきことが起こりそうな山形。やっぱり行きたい、一泊でもいいから! 



山形国際ドキュメンタリー映画祭2009 自主講座
【山猫争議!】土本典昭の海へ

日時:2009年10月11日(日)22時─24時
会場:香味庵1階奥(山形市内)

出席者:
山根貞男+上野昂志+鈴木一誌+諏訪敦彦+石坂健治(予定)+中村秀之+藤井仁子

ツチモトを忘れるな。記録映画作家・土本典昭(1928─2008)。その偉業をヤマガタの地で顕彰するのは、ドキュメンタリー映画を愛する者の務めであろう。これは追悼シンポジウムではない。遺された映画のいまだ見尽くしえぬ「光」を、映画の歴史・映画の現在へと召還するための、ワイルドキャットなアクションである。その光にみちびかれ、山形の秋の一夜、幻視の党が編まれ、無償の言葉が放たれるのだ。

*通訳無し、日本語のみ。
*聴講無料。参加退出自由。カンパ歓迎。

http://wcnt2009.blogspot.com/
企画:岡田秀則・中村大吾

チャランケほか

この秋の首都圏アイヌのみなさんのイベント情報です。

<9月30日〜10月02日>
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先住民族アイヌからのメッセージ
〜アイヌモシリと首都圏を結んで〜
プレ・イベント「アイヌ文様刺繍作品展」
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会場:足立区役所・アトリウム
地図
http://www.city.adachi.tokyo.jp/adachimap/index.html

時間:9:00-17:00(最終日は15:00まで)

<10月03日>
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先住民族アイヌからのメッセージ
〜アイヌモシリと首都圏を結んで〜
プレ・イベント「カムイノミ・講演と交流」
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●カムイノミ(儀式)
会場:先住新橋右岸・虹の広場
地図:
http://www.ara.go.jp/location/map/map04.html

時間:15:00-17:00

●講演と交流会
会場:生涯学習センター研修室1 学びピア)
地図:
http://www.city.adachi.tokyo.jp/031/d09900014.html

時間:18:00-20:00
 「チカップニコタンとアイヌラマット(魂)」
  講師-川村シンリツ・エオリパック・ア2ヌ
 (チウペツアイヌ民族文化保存会会長・アイヌラマット実行委員会共同代表)
 「コタンに生きて-伝承文化と私」
  講師-杉村 フサ
 (アイヌ文化伝承者)
*いずれも参加無料

<10月04日>
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先住民族アイヌからのメッセージ
〜アイヌモシリと首都圏を結んで〜
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首都圏には5千人から1万人のアイヌ民族が居住していると言われています。昨年はアイヌウタリ連絡会が「先住民族アイヌはここにいるよ!」と首都圏アイヌ民族文化祭を開催し、アイヌ民族の存在と権回復をアピールしました。今年は「アイヌラマット実行委員会」の主催により、旭川の文化保存会の皆さんと共に開催 されます。

日時:2009年10月4日(日)14:00〜17:40
開場:13:30
会場:天空劇場(北千住)
   北千住駅より徒歩12分
   http://www.art-center.jp/tokyo/
*参加無料

スケジュール:
 14:00〜
 オープニング(座り歌)
 講演「先住民族アイヌからのメッセージ」
  −講師1:川村シンリツ・エオリパック・アイヌ
 (チウペツアイヌ民族文化保存会会長・アイヌラマット実行委員会共同代表)
 0ー講師2:長谷川 修 (レラの会会長)
 アイヌ古式舞踊:チッカプニアイヌ民族文化保存会
 15:20〜
 アイヌウタリ連絡会4団体からの自己紹介とメッセージ
 講演「アイヌ・オカイ・アン・ワから」
  −講師:丸子 美記子(アイヌウタリ連絡会代表)
 アイヌ古式舞踊:アイヌウタリ連絡会
 未来へのメッセージ

<10月31日-11月1日>
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  第16回  チャランケ祭
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東京・中野駅前で開催されている「チャランケ祭」も今年で16回目を迎えます。皆さん、お誘い合わせのうえ、是非ご参加ください!

10月31日(土)
 13:00〜 
 首都圏アイヌの方々によるカムイノミとイチャルパ
 15:00〜
 アイヌウタリ連絡会によるアイヌ古式舞踊など
 *16時前後に終了予定

11月01日(日)
 9:00〜
 店舗開店
 10:00〜
 旗すがし(神様を迎える琉球の儀式とアイヌの清めの儀式)
 10:30〜
 琉球やアイヌ民族を中心とした伝統舞踊など
 *18時頃終了予定

会場:中野駅北口広場
ホームページ:http://charanke.com/
*現在更新作業中のため情報が2008年になっておりますが、当日の演目スケジュール詳細や出演団体はHPにて後日公開します。