2016年5月27日金曜日

『ヴァルター・ベンヤミンの墓標』

報告を忘れていましたが、コロンビア大学の人類学者マイケル・タウシグの著書『ヴァルター・ベンヤミンの墓標』(水声社)刊行を記念して、5月17日(火)に池袋ジュンク堂本店にて、訳者のひとり金子遊さんとの対談を行いました。

ミック・タウシグは、ぼくがいちばん親近感を覚えてきた人類学者。きわめて鋭いエッセイストで、精神的には両大戦間フランスのコレージュ・ド・ソシオロジー系の思想家たち(バタイユ、レリス、そしてベンヤミンもそこに関わっていた)に近い位置から、広範な文化批評を書いています。中欧系ユダヤ家庭を背景にもつオーストラリア人。

この晩は、満員。実際にタウシグの授業に出ていた前嵩西一馬さん(文化人類学)、柳原孝敦さん(ラテンアメリカ文学)、中村隆之さん(フランス語圏カリブ海文学)なども発言してくれて、思い出に残る集いとなりました。

同時に、いつかはタウシグ論を書かなくては、という気持ちにもなりました。ちょっとまとまった長さで。今年の後半で、それができれば、と思います。そして遠からずまたニューヨークに行き、彼にインタビューしたいと思ってます。