2014年3月10日月曜日

「見えない波」ツアー終了

2月下旬は大学と学術振興会の業務がつづき、あっというまに過ぎました。その間、22日(土)の下北沢B&Bで下道基行さん、高山明さんとの鼎談。28日(金)は駿河台のエスパス・ビブリオでの『ろうそくの炎がささやく言葉』朗読会(工藤庸子、小沼純一、ドリアン助川、中村和恵、野崎歓のみなさんと)。いずれも刺激的な、楽しいひとときでした。

そのまま出かけたのが「見えない波」ツアー。

http://invisiblewaves.jimdo.com/

古川日出男さん、石田瑞穂さんと、ルーアン、ロンドン(2か所)、パリ(2か所)で作品朗読を行い、現地の人々と東日本大震災以後の日本社会と文学について語り合う旅でした。各地で聴衆として参加してくれたみなさん、お世話になった方々、ありがとうございました。

びっくりするほど熱狂的に受け入れられたブリクストン・ブックジャムをはじめ、各地での議論も手応えのあるものでした。昨日帰国し、そのままアップリンクでの報告会。文字による翻訳を超えて、生の声により文学の糸をつむぎつないでゆくことの意味を、さらに体験することになりました。

議論の焦点のひとつは、やはり福島第一の状況とそれに対する日本社会の反応。「フクシマは他人事ではない」という声、「文学者はそれに対して何をしているのか」という問いが、何度も聞かれました。そのつど、言葉につまりつつ、手探りで進むようにその場での答えを探りました。そしてこの探求は、これからも続きます。

「見えない波」プロジェクトはクラウドファンディングに挑戦しています。数々の特典を用意しています。ぜひご支援ください。