Sunday 15 September 2013

セルビアにて

セルビア北部、ハンガリーとの国境地帯に滞在中です。セルビア文芸協会主催の「文学コロニー」(要するに作家、詩人の合宿)に招待され参加中。アルバニア、ドイツ、クロアチア、日本から各1名。そしてセルビア側の世話役です。

国内3カ所での朗読会のほかは義務もなく、田園地帯のしずかな葡萄畑・果樹園つきベッド&ブレックファストで終日、創作と読書。5日間がまたたくまに過ぎて、残すところあと2晩になりました。

ここの近くの町センタはハンガリー人が人口の7割とか。またたばこ産業が盛んなのですが、たばこ畑の所有者は日本のJTだそうです。町の公園の四阿も日本人の寄付だといっていました。

こんな文学キャンプ、日本でも開催したいものです。すでにこの6月、スロヴェニア人の詩人アレシュ・シュテゲルと2人で南相馬に行き、南相馬市立中央図書館にこもって制作をするという試みをしましたが、それはいわば自主トレ。

しかるべきスポンサーを探し、大都市から遠いどこかにせいぜい5、6人のグループで合宿し、ひたすら書くという日々を。

特に、いま、世界中の文学者に福島を訪れてほしいと思います。そして書いてほしい。そんな機会を、どうにかして作りたいものです。