2010年3月28日日曜日

『斜線の旅』書評 by 沼野充義さん

28日(日)の毎日新聞に、沼野充義さんによる『斜線の旅』の書評が掲載されました。

http://mainichi.jp/enta/book/hondana/news/20100328ddm015070022000c.html

広汎な世界文学の読み手として、誰も追いつけない場所にいる沼野さんの評、うれしいかぎりです。ありがとう、沼野さん!(と、お礼をいわれても困ると思うけれど)。

平出隆『鳥を探しに』の書評

28日(日曜日)の東京新聞に、平出隆『鳥を探しに』の書評を書きました。すでにオンラインで読めます。


http://www.tokyo-np.co.jp/book/shohyo/shohyo2010032803.html


まちがいなく日本文学史に残る傑作です。

松岡正剛@明治大学

イシス編集学校のお知らせから。30日、松岡正剛さんが明治大学で講演。ホストは高山宏さん。必見ですね(ぼくは行けなくて残念!)。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
〈1〉松岡正剛校長特別講演会
  「世界と日本の見方−神と仏と鬼と夢」3月30日(火)@明治大学
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


3月30日(火)、明治大学アカデミーホールで、
松岡正剛校長のソロトーク「世界と日本の見方−神と仏と鬼と夢」が開催されます。

主催は明治大学国際日本学部、司会は同学部教授で、
30年来にわたって「知」のハイパートークを交わしてきた高山宏さん。

昨年末の連塾「JAPAN DEEP 4」にゲストとして登場した高山さんは、
松岡校長が壇上で編集する「知」のパフォーマンスをぜひ学生に見せたいとの一心でこの企画を立てられたとか。

参加無料、予約不要ですので
お近くの方はぜひお出かけください。

∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴

明治大学 国際日本学部 特別講演会

◎日時:2010年3月30日(火)
      15時00分〜17時00分(14時30分開場)

◎場所:明治大学駿河台校舎アカデミーコモン3階
      アカデミーホール(JR御茶ノ水駅徒歩約2分)
      千代田区神田駿河台1−1

◎講師:松岡正剛 
      「世界と日本の見方 — 神と仏と鬼と夢」

*参加無料・予約不要(一般来聴者歓迎)

◎ご案内はこちら→http://www.meiji.ac.jp/koho/hus/html/1268816884.pdf

∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴

  
↓高山宏さんのメッセージはこちら

日本文化の国際的発信がこれからの日本の大学の最大テーマに謳(うた)われていますが、「日本文化」とは何かを考える場にも機会にも恵まれてこなかった研究・教育の現場には大きなとまどいがあります。

国際日本学部出発から2年経ち,いよいよ「国際日本学」を本格的に考え始めることになるこの機会に、古代記紀から平成サブカルチャーまで「日本」を巨細自在に語ることのできる稀有な講演者、ベストセラー『17歳のための世界と日本の見方』の著者、編集工学研究所所長、松岡正剛氏をお招きして、これからあるべき日本文化研究すべての出発点であり根本である大テーマでお話ししていただけることになったのは、まさしくひとつの「事件」であります。

国際日本学部の学生・新入生はもちろん、関心あるすべての人々がこの機会に、新しい日本研究・文化発信の方法を「極める」第一人者の驚くべき構想力と説得術を楽しんでいただくなら主催者としてこれ以上の喜びはありません。                

高山宏

2010年3月24日水曜日

トレイルウォーカー2010

10年前の明治の学生(ぼくの明治での最初の学生)だったコーサクから聞いたのが、オックスファム主催のこのイベント。小田原から山中湖までの100キロを歩く! 4人のチームで。これは出たいかも。DC系でチームDC明治を作るか? (といっても、もうしめきりを過ぎてました。ざんねん。)





トレイルウォーカー2010、開催決定! announcement for Trailwalker 2010

05 1 2010 08:23 GMT
オックスファム・トレイルウォーカー・ジャパン2010の開催日程が決定しました。
日本での第4回目の開催となるトレイルウォーカー、皆さまのご参加をお待ちしております。 
日程2010年4月23日-25日、23日(金)午前9時/9時30分スタート
コース神奈川県小田原市から山梨県山中湖までの100km
参加費1チーム60,000円(1人あたり15,000円)
参加資格①18歳以上(イベント当日)
②4人1チーム
③1チーム12万円以上の寄付金を集める
④山歩きに耐えうるトレーニングをする
登録登録受付中(2010年2月末まで)
ウェブサイトより  https://oxfam.jp/forms/participants_form .html
詳しくはこちらから →http://www.trailwalker.jp/index.htm
Oxfam Trailwalker Japan 2010 will be held as follows.
Your participation is welcomed!
Date23rd - 25th April, 2010, starts at 9:00/9:30am on 23rd(Fri)
Trail100km from Odawara city to Lake Yamanaka
Fee60,000JPY/team(15,000JPY/person)
Requirement1) 18 years of age at the day of the event
2) 4 person/team
3) Advance Fundraising of minimum 120,000JPY
4) Must train to endure tough 100km course
Registration
Being accepted (until the end February, 2010)
on our website https://oxfam.jp/forms/en/participants_f orm.html

2010年3月21日日曜日

「嗜み」のクロスカルチュラル・レヴュー

「嗜み」の新装刊1号(文藝春秋)から始まったのがクロスカルチュラル・レヴュー。おなじ対象に2人の評者がレヴューを書き、それを並べて載せる、刺激的な試みです。評者の側の緊張感も高まり、目や耳もその分、真剣に。これからしばらく、ぼくも寄稿します。

1号では、『MARIO GIACOMELLI 黒と白の往還の果てに』(青幻社)を、大竹昭子さんと。そして東京都現代美術館で開催中の「MOT アニュアル2010 装飾」を五十嵐太郎さんと。

自分の文をほっとして書き終えてから、大竹さんや五十嵐さんの文を読むと、ああ、なるほどと思うことばかりで、大いに教えられます。書いていてこれだけ楽しませてもらえる場は、少ないかも。

でもこれって、作文の授業なんかで学生たちにいつも強いてきた状況? ともあれ、書評、映画評、展評などに、そのつどどなたかの組み合わせで、とりくんでみます。

2010年3月18日木曜日

『斜線の旅』から引かれる斜線

その後の書評です。まず、このあいだの日曜日の読売新聞。アメリカ文学者の都甲幸治さんの評。

http://www.yomiuri.co.jp/book/review/20100315bk10.htm

ついで雑誌「Freestyle」には、わが畏友(この言葉、いちど使ってみたかった!)野崎歓さんの評。インスクリプトのブログで紹介されています。

http://inscriptinfo.blogspot.com/2010/03/park-city11.html

都甲さん、野崎さん、そしてインスクリプトの中村大吾くん、どうもありがとうございました。斜線の延長はまだまだ、これから続くはず。みなさん、ぜひ本を手にとってみてください。青山ブックセンター本店にゆけば、確実にその場で入手できます!

2010年3月15日月曜日

「アフンルパル通信」9号

9号、完成です。写真は野村佐紀子さん。執筆は、中村和恵、小川基、高良勉、宇田川洋、宇波彰、関口涼子、文月悠光のみなさんとぼく。すごい充実!

ぼくは連載「Agend'Ars」の22〜24までを寄稿しました。

注文は書肆吉成、http://camenosima.comまでどうぞ。吉成くん、ごくろうさまでした。

ところで高校生詩人から大学生詩人になろうとしている文月さんとは、いま、ある仕事を一緒にしています。内容はまだ秘密。できあがったら、みんな「あっ!」といってくださいね。

古川日出男とともに動物になること

土曜日の夜となると、やりたいこと行きたいことばかりで。忙しいので大体はあきらめるが、13日は池袋のジュンク堂に。同僚の波戸岡景太さんの、『オープンスペース・アメリカ』をめぐる対談があったから。

お相手は、古川日出男さん。まえからいちどお目にかかりたかったのだが、7時から90分のセッションでぴったり8時にはじまった朗読が、す・ご・か・っ・た!

読んだのはジャック・ケルアックの『メキシコシティ・ブルーズ』。文は律動になり、歌になり、虫の羽音になり、獣の叫びになり、流星群のように降り注いだ。10分のパフォーマンス、堪能しました。

古川さんが朗読をはじめたのはさほど古いことではなく、直接の刺激になったのは、吉増剛造師匠の朗読だという。ぼくは詩の朗読自体、なかば懐疑的なんだけど、それでも自分でもやってきたし、これからもやるかも。

そんなことはともかく、古川さんの存在の強烈に打たれた土曜日の池袋の一角でした。

われらが若旦那(と職場では呼ばれている)波戸岡さんは、みずからの本の解説者にして司会進行係にして聞き手にしての3役かそこらを、そつなくこなして見事。やる気がある若い同僚をもつことの幸運を、また思った。

そして波戸岡さん、古川さん、ぼくをむすぶものがあるとすれば、それは犬。人間は、つねに他のモノになってゆく努力をしなくてはならない。それがたとえ想像力だけのことであっても。その誓いを新たに、これからの季節は早起きでいろいろ仕事を進めようと思った。

そして古川さんが、文学の中心はやはり詩だ、と考えているのがうれしかった。ぼくもそう思う。それで、詩を書く。今年は詩集を出します。

2010年3月10日水曜日

ジェローム・ローゼンバーグとともに

3月27日、越川芳明さんをホストとして以下の催しが開かれます。ぜひどうぞ!「講義」というよりは詩のセッション。気楽で、でも熱い、小さな祝祭の場になることが予想されます。

明治大学大学院文学研究科「文化継承学2」特別講義
詩人ジェローム・ローゼンバーグさんを囲む会(参加自由、予約不要)

北米先住民の歌を英語に翻訳した民俗学者でもある、詩人ジェローム・ローゼンバーグさん。文化人類学者の今福龍太さん、管啓次郎さんのご参加をいただき、詩、翻訳、旅をめぐるミニシンポジウムを開催いたします。

日時:3月27日(土)16時〜18時
場所:明治大学駿河台キャンパスリバティタワー 19階119HI教室

司会:越川芳明
講師:管啓次郎(明治大学教授)
   今福龍太(東京外語大学教授)
   ジェローム・ローゼンバーグ

講義のあと、懇親会を開催します。

春の雪の宵に

青山ブックセンター本店での林巧さんとの対談、終了。春の雪の中、お出かけくださったみなさま、ありがとうございました。

巧さんは文章の道のマスターのひとり。香港のような都会を描いても、ボルネオの森を語っても、まったくムダのない端正な文章でぐんぐんひきつけてくれます。ふたりでそれぞれの旅のはじまりの地点を語り(巧さんは台北の萬華、ぼくはホノルルのワイキキ)、旅行ライティングの一節をそれぞれに朗読し、ぼくのラパ・ヌイ(イースター島)のスライドショーも見ていただいて、お客さんにもなかなか楽しめる夕べだったのではないかと思います。

マスターといえば、わが師匠のひとりである大竹昭子さんにもいらしていただき、感動しました。物書きはいつも何をどう書けばいいかわからないままに孤独に悩みながらやっているものですが、たまにこうして、そんな悩みを共有し、さらにその先をゆく先達に会うと、ほんとに励まされます。

これでぼくの春の対談シリーズはおしまい。今後は当分、書店イベントはなし。またしばらくはいろいろな文を書くことも最大限切りつめて、とにかく翻訳を進めるつもりです(といって、大竹さんと「絶版本書評」のシリーズをやろうと誓ったばかり。これはなんとかやりたい)。

今回もお世話になった、寺島さんをはじめとするABCのみなさん、ありがとうございました。ほんとうにいい本屋さんです。これからも通います、本を見るため、買うため!

2010年3月9日火曜日

メカスから三上へ

日本語で日々つづられるおびただしいブログの中で、ぼくがつねに新鮮な刺激を受けつづけているのは、札幌大学の哲学者、三上さんのブログ。共感すること、教えられることが、ほんとに多い。

http://d.hatena.ne.jp/elmikamino/

そこで紹介されている、ジョナス・メカスから三上さんへのメッセージに、胸がジンと熱くなった!もうどんな冬も怖くない!というか、春に向かう暦は逆転して冬をめざしてほしい。

メカス、健在。すごいことだ。そして彼からのメッセージが、まず札幌の三上さんに届く。すごいことだ。それが他の土地のわれわれにも分かち合われて。すごいこと、そして、うれしいことだと思う。

2010年3月7日日曜日

その場所が好きだった

土曜の夕べは、多摩川沿いのギャラリー&イベント空間、Art & River Bankでの杉田敦さんとの対談。雨の中、予想よりずっと多くの人にいらしていただき、楽しいひとときでした。

杉田さんが女子美のみなさんと一緒にやっているビデオによる意見交換のプロジェクト、Who You Know? Who Knows You? の一環です。このビデオは、オーストラリア、ポルトガル、日本の各国の少人数のグループが、それぞれに他国に関して抱いているイメージを20分間、自由に話し合うというもの。たとえば、オーストラリアのグループが日本について、日本のグループがオーストラリアについて。これで計120分の、相当に興味深いビデオ討議が残されるというわけ。

昨日、きょうと通って、ひととおりビデオを見たあと、対談に臨みました。話題はカリブ海マルチニックの詩人・思想家エドゥアール・グリッサンや、アメリカのリトアニア系哲学者アルフォンソ・リンギス、はたまたポルトガルや、現代芸術の想像力などにおよび、ぼくとしては大きな刺激を受けました。

何より、場所がよかった! 雨の多摩川の水面を見ながら、古くて奇妙な作りの建物の一角で、振幅の大きな旅の話をするのは、とても味のある経験でした。手作りのパイプのテーブルがかっこいい。建物周辺には古墳がいくつか。地霊の励ましさえ感じられます。また桜の季節に見に行こう。

話しているうちに、ポルトガルに行きたくなった。杉田さんは、大のポルトガル・ファン。これからもいろいろ、あらゆる分野のことを、教えていただきたいものです。杉田さんご夫妻、女子美の助手の沼下さん、そしてみなさま、ありがとうございました!

2010年3月6日土曜日

「新潮」2010年4月号

「新潮」4月号にエッセー「詩が歩いてゆく」を寄稿しました。昨秋の青森合宿から1月のスタンフォードまでの総まとめです。

2010年3月5日金曜日

『私自身の見えない徴』、文庫化

エイミー・ベンダーの長編第1作『私自身の見えない徴』が角川文庫に入ります。4月刊行予定。

これはうれしい。ユーモアと切なさ、かわいさと恐ろしいほどの深淵の並び合いは、ちょっぴりジューイッシュなテイストの、エイミーならではの世界。ジェシカ・アルバ主演の映画はとっくにポスト・プロダクションに入ったまま、なかなか公開されませんが、今年は確実に封切られることでしょう。

エイミーの親友であるアリス・シーボルトのThe Lovely Bonesのピーター・ジャクソンによる映画化は、唖然とするほどすばらしい出来映えでした。それよりはたぶんずっとリアリズムで描かれるだろう『私自身の見えない徴』がどんな作品になっていることか、ほんとうに楽しみです。

『燃えるスカートの少女』を読んだ、おもしろかった!という方は、ぜひこの機会に、このふしぎな悲しみをたたえた長編も読んでみてくださいね。

2010年3月4日木曜日

「本は読めない」、それで?

『本は読めないものだから心配するな』の書評、その後。

「この一冊の本のなかに無数の本が潜んでいる。無数の言葉が響き合っている。文学、民俗学、人類学、写真、音楽、映像......、さらには地、水、火、風、触れるものすべてによって造形されてゆくヒトの声がある」(姜信子さん、「週刊朝日」2010年2月5日号)。

「書物をめぐる言葉の旅に著者はいたって軽装で出かけるわけだが、実はここには独自の立ち位置からの、決して軽くはない読書論、書物論、さらには翻訳論や言語論が展開されている」(林浩平さん、「図書新聞」2010年3月6日号)。

いわばレコードのライナーノーツ集みたいな気ままな本ですが、それを批評の本として真剣に読んでくださったお二人に、心から感謝します。

ひとつの夢想は、この本が自由に分解できて、読み終えた分ずつ、一文ずつ、読んだ人がそれを友人たちに手渡してゆくようなかたちにできないか、ということ。それくらいならインターネットで全文無料公開すればいい?でもね、それではこの紙の質感とか存在感とかとは、まったく違ってくるからな。

手垢がついたりコーヒーの染みがついたりする無数の小さな本になってゆくところが見たい!

遠山先生、さようなら!

3月2日、語学の同僚中の長老である遠山義孝先生の最終講義が生田キャンパスで行われた。

遠山さんは長年、明治理工で哲学とドイツ語を担当。カント研究者だが、理論物理学者で哲学者だった20世紀後半のドイツの知的巨人、ヴァイツゼッカーの直弟子だ。

60年安保のときの活動家で、以後、一貫して、平和論をご自分の哲学の中心に据えて来られた。その重厚な語りに、90分ほどの講義がまたたくまに過ぎた。最後は万雷の拍手。いいフィナーレだった。

ぼくはこれで明治理工に勤めて丸10年。遠山さんとのつきあいもおなじだけ。数年前、まだ子供たちが小さかったとき、組合のスキー旅行で富良野にご一緒したのがいい思い出だ。また、中沢新一さんの内藤礼論をドイツの美術館カタログに載せるため、ぼくが英訳し、ドイツ語訳を遠山先生にお願いしたこともあった。

松本深志出身のアルピニスト。高校生のころ受験勉強をしていると、朝になると瓶のインキが凍っていた、それに比べるといまは温暖化を実感する、といういつか雑談の際にうかがった話が、妙に心に残っている。

今後ますますお元気で、登山と哲学におなじだけの情熱を注いでゆかれることを願っています!

2010年3月2日火曜日

9日(火曜日)は青山ブックセンターで

来週の火曜日、青山ブックセンターでの林巧さんとの対談です。遊びに来てくださいね!

『斜線の旅』(インスクリプト)刊行記念

管啓次郎×林巧 トークイベント 
「“旅を書くこと”を語る」

■2010年3月9日(火)19:00~(開場18:30~)

■会場:青山ブックセンター本店内・A空間

■定員:40名様

■入場料:500円(税込)
 
■ 2010年2月13日(土)10:00より

 [1]オンラインストアにて予約受付開始
 [2]本店店頭にてチケット引換券を販売
 (入場チケットは、イベント当日受付にてお渡しします。当日の入場は、先着順・自由席となります。)
 ※電話での受付は行っておりません。

■ お問い合わせ:青山ブックセンター本店03-5485-5511(営業時間: 10:00~22:00)

2010年3月1日月曜日

「水牛」の「犬狼詩集」

八巻美恵さんが運営するウェブジン「水牛」に、詩の連載をはじめさせていただきました。

http://www.suigyu.com/

題して「犬狼詩集」。英語タイトルとしてはDog and/or Wolf Poems のつもりです。16行詩をふたつずつ、毎月1日更新の「水牛のように」に書いてゆきます、生きてるかぎり。

何よりうれしいのは、片岡義男さんの詩と並んでディスプレイ上に表示されること! 片岡さんこそ、ぼくに「アメリカ」をしめしてくださった、個人的な大恩人。70年代半ばの高校のグラウンドで、授業をさぼって『友よ、また逢おう』や『10セントの意識革命』を読んでいたのを、なつかしく思い出します。ハワイに興味をもったのも、片岡さんの作品を通じてのことでした。

八巻さん、ありがとうございました! そしてわが敬愛する詩と翻訳の友人であるくぼたのぞみさん、これからも一緒に「水牛のように」書いていきましょうね。

Aux libres jeux du ciel

ユーラシア旅行社刊行の雑誌「風の旅人」フランス語版が、ついに完成! フランス語版のタイトルは、直訳すれば「天の自由な遊びにまかせて」といった感じです。神々の遊びに翻弄される人間世界、あるいは、彼岸につねに影響を受ける此岸、という含みでしょうか。

ぼくは「風の旅人」39号掲載のエッセー「歩いてゆく」を、自分でフランス語に訳してみました。もちろん、ネイティヴ・チェックがなければ使えるレベルにはならないので、若き友人ケイ・オーサワに校閲を頼みました。おかげで、100倍はよくなった!

日仏混血で東京、サンディエゴその他で育ったケイは、現在エコール・ノルマル・シュペリウールの学生。フランスの知的中枢というべき超エリート校の秀才です。いまは東京に住み、主に東大博物館の企画運営の手伝いをしています。ありがとう、ケイ!

フランス語の文章が活字になったのは初めて。フランス語での発表も数年前の一橋でのシンポジウム以来やってないので、これからはちょっとずつ、そんな機会を作っていきたい。