Friday, 21 July 2023

覚え書き

 6月27日の堀江さんとの対談の告知のときに書いた小さなひとこと。もう書店のサイトでは見られないので、ここに改めて記しておきます。


本は本からしか生まれない。ヒトの系統発生と並行して、あるときからはじまった本の系統発生は、独自の流れをつくって世界に全面的に関与している。
言葉はもともとヒトが世界に入っていくための道具だった。しかしいま、言葉はヒトと物質世界の緩衝地帯として、生命のありかたを探りつつヒトの活動を制御する役割を担っている。
本について語ることは言葉について語ることは詩について語ることは生命について考えること。

Thursday, 20 July 2023

「読売新聞」夕刊2023年7月15日

 読売新聞夕刊にエッセー「本と詩と貝殻と」を寄稿しました。コトニ社から出版した2冊の姉妹本についての注釈のような内容です。

ぼくが読売新聞の書評委員を務めたのは10年前のことだが、2年の任期のあいだに書いた48本の書評を含む本をこのたび『本と貝殻』という題名で上梓した。同時に、姉妹本だとただちにわかる装幀で詩集『一週間、その他の小さな旅』も作ってみた。2冊を見れば誰にでも詩と書評がはっきりと地続きの営みだとわかってもらえるだろう。書評とはその本を主題とする詩なのだといってもいい。なぜそんなことを? 理由はただひとつ、本の世界を励ましたいからだ。そして人間の言葉の経験とは、そのおもしろさ、強さ、美しさをつきつめてゆけば必ず詩にゆきつくものだからだ。」

Saturday, 24 June 2023

「毎日新聞」に書評が

 本日(2023年6月24日)の「毎日新聞」に『本と貝殻』『一週間、その他の小さな旅』の書評が掲載されました。2冊をまとめて、こまやかな筆致で本質をついた評を書いてくださったのは堀江敏幸さん。ありがとうございました。書評とはお礼をいったりいわれたりするようなものではありませんが、自分の仕事の意味を真剣にうけとめてくれる人がいるのは、このうえなくありがたいことです。

https://mainichi.jp/articles/20230624/ddm/015/070/025000c

まずはこの評を読んでみてください。そしてこの週末は書店にどうぞ!

Monday, 19 June 2023

イベント2つ!

 6月16日にコトニ社から、ぼくの本2冊が同時に刊行されました。エッセー集『本と貝殻 書評/読書論』と詩集『一週間、その他の小さな旅』です。刊行記念イベントを2つやりますから、ぜひいらしてください。


まず24日(土)に三軒茶屋の書店Twililightで朗読会。

https://ignitiongallery.tumblr.com/post/719081505613398016/%E7%AE%A1%E5%95%93%E6%AC%A1%E9%83%8E%E3%81%AE%E6%9C%97%E8%AA%AD%E4%BC%9A%E6%9C%AC%E3%81%A8%E3%81%A8%E3%82%82%E3%81%AB%E7%94%9F%E3%81%8D%E3%81%9F%E3%81%84%E3%81%A8%E3%81%AE%E3%81%9E%E3%82%80%E4%BA%BA%E3%81%9F%E3%81%A1%E3%81%B8


ついで27日(火)に青山ブックセンター本店で堀江敏幸さんとの対談。

https://aoyamabc.jp/collections/event/products/suga-0627


どちらも絶対におもしろい、よくわかる、ためになる、深い内容のある、2度とない、イベントになるはず。おともだちとお誘い合わせの上、どうぞ。お買い上げの本にはサインなど、よろこんで。

Sunday, 18 June 2023

「日本経済新聞」2023年6月18日

 けさの日本経済新聞にエッセーを寄稿しました。題して「チリ、最初の再訪」。39年ぶりのチリ本土への旅です(本土というのはラパヌイには行ったから)。チリ南部森での体験について。ぜひ読んでみてください。

このところ14日に京都芸術大学文明哲学研究所での講演(川瀬慈さんおよび同研究所の大辻都さん、吉岡洋さんと)、15日にCava Booksのイベントで出町座での『エレメンタル』刊行記念鼎談(阪本佳郎さん、川瀬慈さんと)、17日には東京日仏会館で古川日出男+パトリック・オノレ「原作者と翻訳者」という対談の主催と、行事がつづきました。

きょうは日曜日返上でいろいろ作業。16日、ブルームズデイにギネスを飲みそこねた。

Monday, 5 June 2023

TASC Monthly 2023年6月号

 公益財団法人たばこ総合研究センター発行の「TASC Monthly」6月号に巻頭随想を寄稿しました。題して「詩をつかまえるために」。TASCとはTobacco Academic Studies Center だそうです。たばこを吸わない私の戯言ですが、よかったら!

Thursday, 1 June 2023

『つむぐとき』公開!

 明治大学生田キャンパスの魂ともいえた、いまはなき小さな森。この場所は、はたしてどんな歴史をたどってきたのか。この映像で、ぜひごらんください。中島唱太さん撮影・監督のドローン映像が、森の姿を永遠にとどめてくれました。

https://www.youtube.com/watch?v=ScqUeD6lFGs&t=106s