Saturday, 10 August 2013

読売書評 #38

和合亮一『廃炉詩篇』(思潮社)。8月11日掲載、メガ評(読売では月1回掲載の大きな枠)です。和合さんの生涯の代表作となるでしょう。

Sunday, 4 August 2013

「読売新聞」夏休みの1冊

8月4日掲載。書評委員全員が「夏休みの1冊」として文庫本を推薦する企画です。ぼくは四方田犬彦『ひと皿の記憶』(ちくま文庫)を選びました。

みなさんのセレクションを興味深く拝見。キョンキョンの一文、一読をお勧めします(特に「あまちゃん」ファンのみなさんには)。また、ぼくが即座に購入を決意したのは、政治学者の田所昌幸さんお勧めの『高橋是清自伝』。ほかにもあれこれ読みたい、読みたいけど時間がない、休みもない。

ともあれ、夏を大切に。八月といえばフォークナー『八月の光』です。みんなで読みましょう(原文でも、加島訳でも)!

「すばる」9月号

「すばる」9月号、明日(6日)発売です。連載「旅ときりぎりす」、今回は台湾海峡の馬祖。表紙をあけると、でっかい笑顔が飛び込んできます。さて、誰でしょう?


Friday, 2 August 2013

「水牛」8月号

八巻美恵さん編集のウェブジン「水牛」8月号です。ぼくは「ケベック少年」と題する60行の詩を、ダニエル・ラノワ『ソウル・マイニング』(鈴木コウユウ訳、みすず書房)からの引用だけで構成しました。ごらんください!

http://www.suigyu.com/

Tuesday, 30 July 2013

「ワイマール憲法もいつの間にかナチス憲法に変わっていた」、だから

にわかには信じがたい暴言。現役の副総理が、ほんとうにそんなことをいったのか? 耳を疑う、疑いたい、疑わせてくれ。昨日、麻生太郎が憲法書き換えのための「手口」を「ナチスに学べ」と発言したそうです。

http://news.livedoor.com/article/detail/7905609/

このひとことだけで政治生命を絶たれて当然。ありえないレベルの、愚昧で幼稚な、恥ずべき配慮のなさ。ヨーロッパなら、冗談にも許されない発言です。

現政権には絶対に憲法に手をつけさせてはいけない。いったいいつの時代のどんな亡霊たちが、かれらの耳もとでささやいているのか。

Friday, 26 July 2013

フランシス・アリスのおもしろさ

21日(日)、東京都現代美術館のフランシス・アリス展第2期に合わせて、杉田敦さんとアリスの詩学をめぐる対談を行いました。対談といっても、事実上は学芸員の吉崎さんを交えての鼎談。吉崎さんの適切な画像提示と解説に助けられ、この稀有のアーティストの魅力の一端を、楽しく語り合うことができました。

聴衆として来てくれたのが、今年のヴェネツィア・ビエンナーレの日本選出アーティストでみごと特別賞を獲得した田中功起さん。ぼくからの質問に答え、アリス作品から受けた刺激を率直に語ってくれて、ありがとう!

そしてアリスの作品 "El Gringo"に対する応答ともいうべきぼくのビデオ「サント・ドミンゴの墓地犬軍団」も上映してもらい(ちょっと悪のりだけど)、ぼくとしては非常に有意義な午後となりました。

このアリス展、まだ当分やっています。おもしろい。特に、プロジェクトの完成にいたるエフェメラの展示は、この機会にしか見られないはず。お勧めします。ぜひ見てください!

一杯のギネスが

7月25日は4年前に亡くなった同い年の友人の命日。ふだんひとりで呑むことはないけれど、きょうばかりはギネスを一杯。思い出、あれこれ。

思えば彼は東日本大震災も福島第一の状況も知らないまま。時空をわざと混乱させて、そんなことを話してあげたい気分になりました。

そして震災後の2年あまりでぼくがもっとも力を注いできた活動、古川日出男たちとの朗読劇『銀河鉄道の夜』を、初めからかなわないことではあるけれど、いちど見てほしかった。仕方ない、仕方ない、人の世は。再会は遠からず、この世の外で。

それにつけても、汚染水を排出しつづける電力会社の無責任と政府の無策をどうにかしたい。そうじゃないか?