2014年9月6日土曜日

『知の現在と未来』(岩波書店)

岩波書店創業百年シンポジウム『知の現在と未来』が書籍となって発売されました。昨年11月、明治大学を会場として行なわれたシンポジウムの記録です。ぼくは初日の司会・進行を務め、広井良典さんの基調講演のあと、高橋源一郎さんおよび長谷川一さんとのディスカッションに参加しました。

「資本主義と国家」を主題とする柄谷さんたちの二日めに対して、われわれの初日のテーマは「大学と出版」。限られた時間であまりに多くの論点が出て、十分な議論にはなりませんでしたが、ある範囲内で、知の変容の現状を話し合うことができたのではないかと思います。

ぼく自身は、遠からず大学(いまあるかたちでの)は消滅していくと思いますが、大学であろうがなかろうが「シーンを作り出すこと」の重要性は変わりません。「セノポイエーシス」という、われわれディジタルコンテンツ系の合言葉は、これからもいつまでも創造への鍵を握るでしょう。

答えのない問いの書。そういうものとして、読んでみてください。