Monday 7 April 2008

われわれは外国語教室に住んでいる

きょうは午前7時から東京駅にいた。駅中の店、Burdigalaで朝ごはん。東京駅のエキナカは、いまちょっとすごい。こういうところは世界的に絶対にない。お店でコーヒーを頼むと、女の子が"Un blend M, s'il vous plaît"と声をかけるので、つい笑いをこらえる。

こないだは下北沢のイタリアン・カフェSegafredoに友人と行くと、いきなり「Buona sera! いらっしゃいませ」と声をかけられて面食らった。こっちも意地悪く「おっ、いきなりイタリア語できたね」というと、さすがにお店の子も照れ笑い。

まあ、ばかばかしいといえばばかばかしいけれど、それをいうならすべての語学の授業はばかばかしいことを大真面目にやってるわけだから。

それに昔から町の中華料理店などでは、「ちゃーはんイーガー(1ヶ)、ぎょうざリャンガー(2ヶ)」といった言い方を使っていた。いまの気持ちは、それもこれもよし。外国語の広大な世界を思い出させてくれるだけで、こうした演出には効果があるといっていいだろう。

春は新しい語学の季節でもある。今年はNHKラジオの担当が、ロシア語は黒田龍之助さん、フランス語は清岡智比古さん。もういちどかれらの教えにしたがって、言葉の密林を歩いてみようか。