Friday, 30 May 2014

『銀河鉄道の夜』、いよいよチケット発売

7月20日(日)、明治大学アカデミーホール(お茶の水)で朗読劇『銀河鉄道の夜』の東京特別公演を開催します。

http://bookandbeer.com/blog/news/milkyway-railway/

これまでの総決算のつもりで、未曾有の音の劇、声の舞台を作り上げます。1000人規模のホールですが、特別の機材を準備し、映画館なみの音響を確保。

チケットは6月1日発売、下北沢B&Bのサイトからどうぞ。

これまで見ていただく機会のなかったみなさん、ぜひ見にきてください、聴きにきてください。

Thursday, 29 May 2014

最後の授業

まだ春学期は終わっていないのですが、ぼくは一足先に離脱することになり、昨日最後のゼミを行いました。教材はぼくの作品「三十三歳のジョバンニ」(『ミグラード 朗読劇「銀河鉄道の夜」』所収、勁草書房、2013年)。

福島を舞台としてさまざまな要素とスタイルの33の断章で構想されるこの物語を素材に、いろいろな議論ができました。

福島を広島とむすぶか、沖縄とむすぶか、が議論の核心のひとつ。その答えは来年1月にシアトルを再訪するとき、改めてみんなと話し合うことに。

ともあれ、ひさびさの母校滞在はきわめて充実した日々となりました。来年1月にはここワシントン大学でもう少しフォーマルな講演を行い、またロスアンジェルスでも2、3校で講演を予定しています。いまから準備にとりかからなくてはなりません。

Wednesday, 28 May 2014

朗読会、サンタクルーズで

サンタクルーズでは小説家のエリザベス・マッケンジーが自宅の庭でぼくの詩の朗読会を開いてくれました。

まずぼくが自作のWalking Poems から3片、Waves of Absenceから3片、ついでトマス・ブルックとのかけあいで「雨ニモマケズ」をバイリンガル朗読。これは柴田元幸さんとぼくとの定番ですが、シアトルで柴田さんとぼくがやるのを2回見たトミーが柴田さんの英語パートをひきうけてくれました。

最後にオレゴンでの朗読のために訳した「二つの夜、おなじ夜」(朗読劇『銀河鉄道の夜』より)を。それからは、聴衆として集まってくれたサンタクルーズ在住の詩人、作家、翻訳家たちが、それぞれ自作を読んでくれて、初夏の気持ちのいい夕方になりました。

リサ(エリザベスの愛称)の小説を、ぼくは明治理工の英語の授業で教材として使ったことがあります。Stop That Girl というユーモアとほろ苦さが絶妙にブレンドされた傑作長篇小説。すごく元気のいい感じの話なので、数年前、作者と初めて会ったときにはそのものしずかなたたずまいとの落差に驚いたくらい。

リサ、そしてサンタクルーズのみなさん、ありがとうございました!


Monday, 26 May 2014

西海岸ツアー終了

リービ英雄の52年ぶりの台中再訪を追ったドキュメンタリー『異境の中の故郷』(大川景子監督、2013年、52分)のアメリカ上映ツアー、ぶじ終了しました。

19日(月)ワシントン大学(シアトル)
22日(木)カリフォルニア大学バークリー校
23日(金)スタンフォード大学
24日(土)カリフォルニア大学サンタクルーズ校

いずれも観客のみなさんとのあいだに熱い議論が生まれた、すばらしい上映会となりました。各地でお世話になった方々にも、心からお礼を申し上げます。

今後の国内での上映会も、すでに早稲田大学、立命館大学、神戸大学などで開催が決まっています。日本語現代文学に特異な足跡を刻み続ける大作家の一面を知るために、そして人の記憶と感情と場所の関係を考えるために、ぜひどこかの機会でごらんください。

また、上映会の開催を歓迎します。特設サイトから、直接、監督に連絡をとってみてください。

Tuesday, 20 May 2014

It's today at 4 pm!

US premier screening of our documentary film Homeland in the Borderland. Today at 4 pm at the University of Washington's Allen Auditorium. Come if you can!

https://asian.washington.edu/events/2014-05-19/film-screening-homeland-borderland-ikyo-no-naka-no-kokyo

Monday, 19 May 2014

オレゴンの記録

オレゴン州ユージーンは人口15万人程度(たぶん)の小さな町ですが、全米でも有名なエコロジカル意識の都市。60年代カウンターカルチャーの名残みたいな空気の残る、おもしろいところです。

オレゴン大学は広大な美しい緑のキャンパスをもち、立派な美術館があり、キャンパス内にもアート作品が点在。美術、デザインが強い大学なのかな。マスコットはダック(あひる)。国際ワークショップImaginAsiaを一緒にやっているタイのチュラロンコン大学のスッパコーン先生は、ここの卒業生でした。

大学内でディスクゴルフ(フリスビーゴルフ)をやっている一群を発見したのも楽しかった。日本では最近見かけませんね。ぼくらの世代(70年代後半に大学生だった)の遊びでした。

そこでの講演タイトル、記録のために記しておきます。

5月16日(金)
まず、ぼく単独で昨年の著書『ストレンジオグラフィ』をめぐる講演 "Strangeography, etc."を行いました(英語)。ついで柴田元幸さんと "All Aboard the Milky Way Train! : Some Little Things We Did After March 11, 2011" という短いセッションをやったあと、河合宏樹監督『ほんとうのうた』を上映しました。

ぼくの講演にはここの大学の創作科を作った詩人のギャレット・ホンゴーが来てくれました。彼の回想録『ヴォルケイノ』は、ぼくのすべての翻訳の中でももっとも重要なもののひとつです(部分訳ですが)。いつか全訳を出したいもの。

『ほんとうのうた』は字幕なしの上映でしたが、日本語を専攻する学生たちを含め、20名ほどのみなさんが真剣に見てくれました。われわれの朗読劇『銀河鉄道の夜』の線路が、こうして北アメリカにも延びてゆくことになりました。

ユージーンは近郊のトレイルなども充実しています。またゆっくり滞在したいところです。お世話になったオレゴン大学の宮尾大輔さん、アリサ・フリードマンさん、ありがとうございました。

Saturday, 17 May 2014

『異境の中の故郷』アメリカ上映ツアー!

いよいよ来週19日(月)から、リービ英雄を追ったドキュメンタリー『異境の中の故郷』(大川景子監督)のアメリカ西海岸ツアーです。

http://ikyou-kokyou.jimdo.com/u-s-west-coast-tour-may-2014/

出演はリービ英雄と温又柔。プロデュースは、ぼく。現代日本語文学に誰よりも深い亀裂を走らせる、この不世出の作家の魂の故郷を、このフィルムによって想像してください。