Sunday, 20 October 2019

神戸女学院にて

19日(土)、神戸女学院大学で開催されたシンポジウム  Innovative Textual Practices in English in the Asia-Pacific に参加。基調講演 On Being Translational を行いました。約60分+質疑応答。オーストラリア出身で神戸女学院で教える Corey Wakeling 主催で、オーストラリア、ハワイ、中国などから英語で革新的な作品を書いている詩人たちが集まりました。朝9時から夕方6時までの長丁場でしたが、非常に充実した一日でした。これまで作品を知らなかった詩人たちに出会うのは大きなよろこび。また何かを試みなくてはという気になります。

それにしても神戸女学院のキャンパスにはびっくり。広大な森に小さな建物が点在する、完全にアメリカの伝統的カレッジの作り。全体が重要文化財みたいですが、さもありなん。うらやましくなる環境です。

Tuesday, 15 October 2019

Flight to Canada

"A man's story is his gris-gris, you know. Taking his story is like taking his gris-gris. The thing that is himself. It's like robbing a man of his Etheric Double... Human hosts walk the streets of the cities, their eyes hollow, the spirit gone out of them. Somebody has taken their story."

Ishmael Reed, Flight to Canada.

Sunday, 13 October 2019

山形にお詫び

今夜、ほんとうなら山形国際ドキュメンタリー映画祭の企画のひとつとして、サックス奏者の仲野麻紀さんと一緒にライヴをしているはずでした。しかし山形新幹線は完全運休、東北新幹線も16時過ぎまで回復せず、結局、山形行きを断念しました。楽しみにしていてくださったみなさま、お詫びを申し上げます。次の機会を、いつか。映画祭に、いつもながらのすばらしい一週間をお祈りいたします。

Friday, 11 October 2019

「図書新聞」3419号(2019年10月19日)

エドゥアール・グリッサン『第四世紀』をめぐる、中村隆之くんとぼくの対談が「図書新聞」に掲載されました。かなり充実した内容です。ぜひお読みください。

Thursday, 10 October 2019

ドイツ大使館で

きょうはドイツ大使館で伊藤比呂美さんと朗読。高橋睦郎さんが来られなくて、彼の詩もぼくが代読しました。比呂美さんの「般若心経」に打たれる。ジェフリー・アングルスさんの英訳をアンドレアス・レーゲルスベルガーさんが読みました。

ぼくが読んだのは「十二月が真夏の国では」とその英訳 "The Country Where December is in Midsummer" そして昨年、トリアー大学のために書いた "Transit Blues" です。トリアーにぼくを招いてくれたヘンリーケ・シュタールさんとアンドレアスの前で、改めて東京でもこの作品を読めたのは、ほんとうにうれしいことでした!

Wednesday, 9 October 2019

「三田文学」2019年秋季号

「三田文学」最新号に巻頭詩「砂浜図書館」を寄稿しました。

最終行にある「Meister N」とは、もちろん日本近現代の最大の詩人のこと。精神的にはいつも属していたともいえる「三田文学」に、初めて寄稿させていただき、感無量です。

ぜひ読んでみてくださいね。

Monday, 7 October 2019

日本ケベック学会(10月6日)

立教大学で開催された日本ケベック学会のシンポジウムで話しました。

シンポジウムのタイトルは「旅、歴史、ポエジー 場所と時間をつなぐもの」。関未玲さん(愛知大学)を司会に、羽生敦子さん(立教大学)が航海者シャンプランについて、石橋正孝さん(立教大学)がジュール・ヴェルヌとナイアガラの滝について。いずれも非常に興味深いお話。

ぼくはケベックとはまったく関係なく、「旅を書くことを学ぶ」という題で自分の本『コロンブスの犬』がいかにジル・ラプージュ『赤道地帯』に多くを負っているかを話しました。自分の話だけでいいのかとも思いましたが、出版30年めの『コロンブスの犬』はすでに他人の本みたいなもの。20代に考えていたことを再点検するいい機会でした。

今回はダニー・ラフェリエールさんが基調講演者。彼は非常におもしろい。作品も何冊も日本語訳が出ていますが、どれもいい。ハイチ出身で20代にはモンレアルで不法就労していた彼が、いまやアカデミー・フランセーズのシャンスリエという要職についている、というアイロニカルな事実もおもしろい。きょうはリービ英雄さんとの対談があるみたいです。行きたいが、行けるかな。