Wednesday, 9 October 2019

「三田文学」2019年秋季号

「三田文学」最新号に巻頭詩「砂浜図書館」を寄稿しました。

最終行にある「Meister N」とは、もちろん日本近現代の最大の詩人のこと。精神的にはいつも属していたともいえる「三田文学」に、初めて寄稿させていただき、感無量です。

ぜひ読んでみてくださいね。

Monday, 7 October 2019

日本ケベック学会(10月6日)

立教大学で開催された日本ケベック学会のシンポジウムで話しました。

シンポジウムのタイトルは「旅、歴史、ポエジー 場所と時間をつなぐもの」。関未玲さん(愛知大学)を司会に、羽生敦子さん(立教大学)が航海者シャンプランについて、石橋正孝さん(立教大学)がジュール・ヴェルヌとナイアガラの滝について。いずれも非常に興味深いお話。

ぼくはケベックとはまったく関係なく、「旅を書くことを学ぶ」という題で自分の本『コロンブスの犬』がいかにジル・ラプージュ『赤道地帯』に多くを負っているかを話しました。自分の話だけでいいのかとも思いましたが、出版30年めの『コロンブスの犬』はすでに他人の本みたいなもの。20代に考えていたことを再点検するいい機会でした。

今回はダニー・ラフェリエールさんが基調講演者。彼は非常におもしろい。作品も何冊も日本語訳が出ていますが、どれもいい。ハイチ出身で20代にはモンレアルで不法就労していた彼が、いまやアカデミー・フランセーズのシャンスリエという要職についている、というアイロニカルな事実もおもしろい。きょうはリービ英雄さんとの対談があるみたいです。行きたいが、行けるかな。


「静狂夜」

10月5日、国分寺のGieeでイベント「静狂夜」が開催されました。主催は長谷部裕嗣さん。詩人たちが、詩の朗読ではなく、歌うという夕べ。まず長谷部さんがギターとハーモニカで弾き語り。ついでぼく。最後に三角みづ紀さんがループ機を使って声を重ねつつ歌う。おもしろい、いいイベントでした。

ぼくはオリジナル曲いくつか。ヴァイオリンの矢野礼子さんが即興で演奏に参加してくれて、非常にいい感じ。矢野さんには、いずれWilco の "Jesus, etc." とディランの "One More Cup of Coffee for the Road" を一緒にやろうとお願いしました。

これからは歌を書いてゆこうと思っています。またどこかで、路上で!

Sunday, 29 September 2019

「日本経済新聞」9月29日

本日の日本経済新聞にエッセーを寄稿しました。題して「動物の命を思う夏」。天王寺動物園のこと、そして南相馬へのスタディツアーのことを書きました。

第1回「千羽ハチドリ」終了!

詩の集団即興制作「千羽ハチドリ」第1回を昨日開催しました。明治大学中野キャンパスにて。午後2時からはじめ、333篇に達したのが6時過ぎ! それが一瞬にしか思えないほどの集中ぶりでした。

できあがった作品はTwitter のアカウント @1000hachidori で読むことができます。作者はイニシャルでしめしています。

A=藤原安紀子
I =川瀬慈
K=管啓次郎
Y=永方佑樹

ぜひお読みください。第2回は10月下旬を予定しています。

Sunday, 22 September 2019

『犬探し/犬のパピルス』いよいよ発売です!

新詩集『犬探し/犬のパピルス』(発行=Tombac、発売=インスクリプト)がいよいよ今週発売されます。「犬探し」にはじまり「犬のパピルス」に終わる1冊は、もちろん犬の詩ばかりではありません! さまざまな動物たち、いろいろな土地。伝説の漫画家・小池桂一によるカバー絵もすばらしい。

https://www.amazon.co.jp/%E8%A9%A9%E9%9B%86-%E7%8A%AC%E6%8E%A2%E3%81%97-%E7%8A%AC%E3%81%AE%E3%83%91%E3%83%94%E3%83%AB%E3%82%B9-%E7%AE%A1%E5%95%93%E6%AC%A1%E9%83%8E/dp/4900997641/ref=sr_1_1?__mk_ja_JP=%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%83%8A&keywords=%E7%8A%AC%E6%8E%A2%E3%81%97&qid=1569124188&sr=8-1

Tombac とは、ぼくの研究室のレーベル名です。自主制作版、インディー詩集です。ぜひ1冊、2冊、3冊とお求めください。そして友人グループやご家族で読んでみてください。世界が変わります、きっと! 

Monday, 9 September 2019

3行詩の作例

3行詩の、ぼくの作例。与えられた3語を< >でしめしています。

 <支配者>が笑いながら
 <奈良>を焼いている
 鹿たちが<独立>する

 なんという<スタイル>でしょう
 銀座の<そば>にパリあり
 <天井>のそばに天丼あり

 とんでもない<癖>だね
 日光写真で<紙>に焼いて
 <石>を包んで投げろ

 虫が食った<図鑑>で
 科学を<進歩>させる
 嫌いなものが<好き>になる

こういうのが333篇!きっと楽しめますよ。