Saturday, 5 June 2010

週刊ブックレビュー

台北から帰ってきました。充実の滞在、こんどは今月下旬のワークショップ東京篇です。

さて、それで残念ながら見逃してしまったのですが、今朝のBSの「週刊ブックレビュー」で『本は読めないものだから心配するな』が取り上げられたようです。

http://www.nhk.or.jp/book/review/index.html

紹介してくれたのは作家・道化師として特異な活動を続ける明川哲也さん。どうもありがとうございました。さあ、これを機会に、みんなでどんどん読めない本を読もう! 

Friday, 4 June 2010

ワークショップ終了、楽しかった!

国立政治大学数位内容学科・明治大学ディジタルコンテンツ系合同のImaginAsia台北ワークショップ、ぶじ終了しました。

出会ってから48時間以内でチームの共同制作を完成させるというクレイジーな課題にみんなよく応えて、すごくいいものができました!

5、6名のグループがぜんぶで6つ。不自由なコミュニケーションをものともせず、アイデアを出し合い、取材し、撮影し、ポストプロダクションまで、みんなよくがんばった。

グループ1は中山北路の果てをたしかめるためひたすら北上し山道に迷い込む。その過程をマッピングし、映像に。

グループ2は臨済護国禅寺を舞台に、通じない言葉による対話がひたすらくりひろげられる。

グループ3は迷蔵街/Maze Street と題して、中山北路のコラージュからどこにもない路地を創造。

グループ4は宝探しを主題に、町中に散逸する文字を拾い集めたスライドショーからメッセージを浮上させた。

グループ5のPassingは驚くべき傑作。地下街の出入口を舞台にループを思わせる、でもワンショットの映像とちぐはぐな会話に笑い転げた後、その背後から露呈する歴史に慄然。

グループ6のConnectionはかつての明治橋=中山橋を大きなモチーフとして、ひたすら走る謎の女を追った作品。ユンユンによるとRun, Lora, Runからヒントを得たそうで、どうすればいいかわからないときは走れという教訓に立つものだそうです。

いやあ、楽しめた。ぼくら教員は何もせず、すべて混合グループの化学反応の成果です。大学内の菜館で最後の晩餐。乾杯を重ねて、笑いの絶えない、すばらしい夜でした。

6月下旬には台湾のみんなが東京にやってきて、さらに共同制作が続行します。

Wednesday, 2 June 2010

「UとQ」

もうひとつブックフェア情報。ジュンク堂池袋本店の1階、入口のすぐ脇で、6月1日から白水社のUブックスと文庫クセジュのフェアがはじまりました。選書はぼく。うち何冊かにコメントを書いています(ほんとは全点書きたかったんだけど)。おまけとして、ぼくの著書も並んでいます。池袋に行ったらぜひ立ち寄ってみてください。

「水牛だより」6月号

「水牛だより」、更新です。ぼくは「犬狼詩集」7、8を寄稿しました。

http://www.suigyu.com/

宮地尚子ブックフェア@紀伊國屋書店

紀伊國屋書店新宿本店で、敬愛する友人、宮地尚子さんのブックフェアが開かれています。

精神科医として人が受ける傷について考えつづけてきた彼女ならではのセレクション。彼女自身の著作と、彼女の思考がさまざまな関係をむすぶ本が、ひとつになって川面を流れてゆくような光景。選ばれた1点1点が、心につきささってきます。

新宿に行ったら、ぜひ立ち寄ってみてください(ぼくの本ではエイミー・ベンダー『燃えるスカートの少女』が並んでいます)。

6月4日はABCへ!

金曜日、青山ブックセンター本店で、大竹昭子さんと東直子さんの対談があります。大竹さんの「カタリココ」のサイトに情報があります。

http://katarikoko.blog40.fc2.com/

それぞれ『ソキョートーキョー』と『甘い水』という長編小説を出されてまもないお二人。新作の秘密がそっと明かされそうな予感。

ぼくは台北にいて参加できませんが、みなさん、ぜひどうぞ! ABCでのイベントはいつもそうですが、最前線の作家たちと密着に近い距離で話ができる楽しい場になること、確実です。

ImaginAsia

火曜日はワークショップ初日でした。会場に到着すると、なんとImaginAsia特製Tシャツや立派なプログラムが。すべて政治大学の学生たちの作品です。

政治大学のディジタルコンテンツ学科の小ホールはメディアアートのギャラリーを兼ねた、きれいな空間。ここでまず双方の学生たちのプレゼンテーションをしました。ついでおいしいお昼をいただきながら、ぼくがディジタルトラヴェローグの可能性を語りつつニューメキシコのスライドショーを見せ、倉石さんが石川直樹の写真についての熱のこもった講演を。

それからバスで市内に移動し、台北のメインストリートのひとつである中山北路を、この道の歴史的発展についての博士論文を書かれた建築家(お名前を失念、ごめんなさい!)のガイドでみんなで歩きました。無知とはおそろしいもので、すでに何度も歩いたことのあるこの道の現在に、たとえばフィリピンをはじめとするアジアからの労働者の居住区があったり、聖クリストファー教会が独自の役割を果たしたりしている点には、まるで気づかなかった。

夜は巨大な有名レストラン海覇王でごちそうになりました。りんごの入った鍋が新鮮。来月かれらが東京に来たときにはどんなお返しができるかなあと思案中。

きょうから学生たちはグループに分かれて制作に入ります。