Sunday, 16 August 2009

デジタルへのシフト

今回のポリネシア旅行では、かねて愛用しているリコーのコンパクトカメラ2機種、GRのフィルムのやつとデジタルのやつをどちらも持って行ったのだが、結局、フィルムは8本持って行ったうちの1本しか撮らず。デジタルで2000枚くらい撮った。

フィルムの入れ替えが必要ないし、夜コンピュータに移して、あとは充電をちゃんとすれば、いくらでも撮れるし、消せる。

何より、いちばんいいのは、人物スナップを撮ったとき、その場で相手にも見てもらえること。この習慣が確立してしまえば(事実上そうなっているーーこどもたちはもうカメラとはそういうものだと思うようになっている)、旧来のようにその場で画像が見られず撮られただけというのは撮られるほうにとってあまりうれしくないことになるだろう。

ぼくはポラロイドが好きだったが、もうないし。2002年ごろは会う人ごとにチェキで2枚撮って、1枚を相手に、1枚を自分にというかたちで溜めていた。チェキはすごくいいけど機動性に欠けるし、フィルムがかなりかさばる。

たぶんこの夏をもって、全面的にデジタル化かな。あとはマニュアルのフォーカスとホワイトバランスの調整を学ばなくてはいけない。

でもGRS1台を使いつぶして写真集を1冊作るというところまでやってみたい気もする、いちどは。あいかわらずの犬猫写真でも。

踊るマリオ曼陀羅!

田内万里夫さんから、次回のイベントの案内をもらった。現役最高のストリッパー牧瀬茜さんのボディに、マリオくんのあの自然成長的曲線がライヴで描かれてゆく。これは強烈な予感! その日、ぼくは清里合宿なので行けないのが残念。みなさん、ぜひどうぞ。

クラブの名前がWomb Loungeだというのもすごいね。


“日本のトップ・ストリッパー・牧瀬茜の裸体が、アーティスト・田内万里夫によるボディ・ペインテイングで、踊るマリオ曼陀羅へと変身する。独自のエレクトロニック・ミュージックを世に放つNumb+Saidrum(EKOUNE SOUNDS)、METAMORPHOSE、FUJI ROCK FESTIVALなど数々のレイブやクラブ・ミュージックシーンで幅広い活動を展開するTARO ACIDA(Dub Squad, FLAT!)をゲストに迎え、ストリッパー、舞踏家など、身体表現者たちを撮り続ける写真家・谷口雅彦によるライブ・フォトセッション、cloudchair として活動中のJake(元GUNIW TOOLS、SUPER SOUL SONICS)が、異才・石田幾多郎とのアンサンブルで音響空間をデザイン。ストリップとアクション・ペインティングによる視覚世界を、容赦ない音像空間が包み込む。”(WOMB LOUNGE告知より)
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■ S/TRIP ■
@ WOMB LOUNGE (東京/渋谷)
8/29(土)
open: 13:30 / start: 14:00
close: 18:00
予約/前売: 2000yen + 1drink (500yen)
当日/door: 2500yen + 1drink (500yen)

ACT:
S/TRIP
牧瀬茜 (stripper)
田内万里夫 (painter)
谷口雅彦 (photographer)
cloudchair featuring 石田幾多郎 (music)

GUEST ACTS:
Numb + Saidrum (EKOUNE SOUNDS)
TARO ACIDA (DUB SQUAD、FLAT!)
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各出演者やメール予約などの情報は以下のURLよりご確認いただけます。http://mario-mandala.seesaa.net/article/125618625.html

サモアの夜

サモアではあちこちにファレがある。ふだん住んでいる西洋式の家屋とは別に、伝統的な、吹き抜けの、あずまやのような建物。夜になると暗闇の中、ファレに電灯がともり、人々が集まっている。

車座になって真剣に話し合いをしているところもあれば、おばあちゃんが小さな孫たちを1ダースくらいまとめて遊ばせているところもある。深夜、12時。あるファレでは老人がふたりぽつんと腰を下ろし、話をするでもなく、じっとそこにいる。また別のファレではごろりと横になったおばさんたちが何か冗談を言い合っている。そのままそこで眠るのだろうか。すずしい風に吹かれて。

昼間は怯えた顔で人を避ける痩せ犬たちが、夜には攻撃的になり、吠えかかってくる。群れをなして。これはトンガと共通。

ポリネシアの国々はどこも似ているけれど、サモアがいちばん人がフレンドリーだという気もする。

Monday, 3 August 2009

建築学科の「スタジオワークス展」

現在、明治大学生田図書館ギャラリー・ゼロでは、建築学科の3年生による「計画・設計スタジオワークス展2009」を開催中。9月13日まで。

さっき見てきたが、すばらしい出来映えだ!

川崎の、生田の近くに「子どもと老人のふれあいサポート施設」「文化交流センター」「多摩コミュニティコンベンションホール」の三つの公共施設を設定し、それを課題として設計する。

どれもよく考えられた、魅力的な建物。模型が非常によくできている。

理工学部では、建築学科にいちばんやる気がある子がたくさん集まっていることは、否定できない。やるか、やらないか。できるか、できないか。そして、大変な時間と労力を、つぎ込めるかどうか。それがきびしく問われることにかけては、やはり建築以上の学科は(平均的に見るなら)ないだろう。

時間と、作業。時間と、作業。結局それしかないことくらいわからないのか、といいたくなる相手が多いのは、別に学生に限った話ではないけれど。

背景と指導

日本語のアクセントはあまりに気ままで、ある単語をどう発音すればいいのかわからないことが多い。ぼくの場合、両親がそれぞれまったく別の地方の出身で、しかもそのいずれとも無縁の場所を転々として育ったため、アクセントに関しては正誤も何も(正誤があるとして)判断できないことが多い。

それでも、ときどき気づくことがある。

たとえば最近、「背景」を「拝啓」と、「指導」を「師道」と発音する人が多いなあ、と感じている。最近も、ある会議で、6人中4人が「背景」を「拝啓」(つまり「は」が高い)と発音するので、あれ?と思った。念のためアクセント辞典を調べてみると、やっぱり「背景」も「指導」もフラットだ。

まあ、どうでもいいことなのだが、ときどき、人にわざわざ非「標準」のほうに直されるときがある。

学生のころ、バイト先の出版社で「密教」の話になって、ぼくが「み」っきょう、と発音すると、その場にいた他のみんなから「みっきょう」(フラット)と訂正された。でも「新明解」は両者を併記している。

これも学部生のころ、ぼくが「ら」っこ、ってかわいいね、といったら、いまは高名な翻訳家になっている友人から「らっこ」(フラット)だと訂正された。しかも彼は何の根拠があってか、「本だけでことばを覚えたやつはそうなるんだよな」と付け加え、こっちもさすがにカチンときた。「新明解」は両者を併記している。

映画はぼくにとっては「え」いが、だが、これはいまは「えーが」(フラット)で発音する人のほうが多いみたい。「新明解」ではフラットは(新)。

まあ、アクセントは世につれ。こだわるつもりもない。「は」いけいも、「し」どうも、そう発音する人が多くなればやがてそうなっていくんだろう。

Sunday, 2 August 2009

すごい一日

強烈な思考の竜巻だった。第1回・合同ゼミは10時に開始。ひとりあたり(質疑応答を入れて)20分の持ち時間で16名が発表。終了は、17時50分。

発表者は、以下のとおり。佐藤、原(一)、篠塚、宇野澤、黄、于、滝沢(以上、DC系学生)。ついで外部ゼミ生に移って、志村、河内、原(る)、佐々木、大洞、工藤、大塚、星の、賀内。最後にゲストの宮澤くんが感想を述べてくれた。

これに、カナダに里帰り中のパコ、アフリカ旅行中のケン、そして外部ゼミ生の安西、中村、敷田が加わったら、さらにすごいことになっていただろう。

あまりにも多岐にわたる問題の中から、共通するいくつかのトピックが浮上してきたのが不思議。

次は半年後、来年2月くらいに、年間のまとめを(合宿で?)開催してみたい。

古いともだちに電話

ともだちのAが、Bに行くことになった。
Bという土地の名はよく知っている、古いともだちのCが住んでいるから。
Cは30年前、20歳のころの親友だ。
ぼくはBに行ったことがない。
Cに電話をかけてみた。
ああ、C? ひさしぶり。元気?
なんとかやってるよ、とCがいった。30年になるなあ、そろそろ。どうして電話をくれなかったんだ?
ごめん、ごめん、なんか忙しくてさ、いろいろ。人生が。あのさ、Aっていうやつがいてね、こっちのともだちで。
そう?
そう。それで、そいつがこんどBに行くんだよ。ていうか、もう行ってる。
そう?
そう。それで、そいつに会って、そっちのようすや生活を、教えてやってくれないかな。
ああ、いいよ。よろこんで。明日の朝にでも、会ってみるよ。
ありがとう、C。きみにも会いたいよ、また。そのうち会わなくちゃ。
ああ。いつでもいいよ、来てくれるなら。こっちからは行けないからなあ。
そうだね。じゃあ、Aをよろしく。
ああ、心配しなくていいよ。すぐ親しくなるから。Aはおまえのともだちだろ? だったら、すでにおれのともだちだよ。
うん。じゃあ、また。ありがとう。
うん、また会おう、いつか。

ぼくは電話を切った。Aは、もうBに着いている。その電話は、一度だけ、かけることが許されている電話。
Cがそういってくれただけで、ぼくは何かなぐさめられた気持ちになった。
ぼくはまだBには行かない、行けない。
でもいつか、必ず、BでAやCと再会する。
そのときまでは、日々の仕事がつづく、生活がつづく。