2016年11月10日木曜日

「日本経済新聞」11月6日

6日(日)の日経新聞に、台北での北投ヘテロトピアの紹介エッセーを書きました。題して「北投異托邦!」。ぜひお読みください。

http://www.nikkei.com/article/DGKKZO09149240U6A101C1BC8000/

 30年ぶりのソウル

11月5、6日、韓国ソウルの東國大學校で開催されたISLE East Asia (東アジア文学・環境シンポジウム)に参加しました。南山のそばの美しいキャンパスはすでに秋たけなわ。ぼくは古川日出男の『冬眠する熊に添い寝してごらん』と彼の近代批判、そしてリワイルディングをむすぶ発表を行いました。

ソウルは30年ぶり。地下鉄網が充実し、まったく別の大都会になっていました。今回はあまり街を見る時間がなかったので、また近いうちに訪れたいと思っています。光州や釜山にも行きたいし。

おりしも朴大統領に対する人々の批判が高まり、土曜日の夜はものすごいデモ。しかし家族連れや高校生くらいの子のグループも多く、政治風土のちがいがうかがえました。非常に興味深い国、社会です。

ドリアン助川さんと

事後報告ですが、11月3日、渋谷アップリンクでの『あたらしい野生の地 リワイルディング』の上映に際し、ドリアン助川さんと対談をしました。ドリアンさんはこの映画にもっとも強い関心を寄せてくださったひとり。さすがの話術で満員の観客のみなさんを楽しませてくれました。

ドリアンさんがこの数年とりくんでいる主題のひとつが、ファーブル。そう、あの昆虫記のファーブル先生の生涯と思想です。ファーブルとこの映画に共通する点があるとしたら、それは「よく見ること」につきるでしょう。動物たちを、よく見る。観察する。するとおのずから、宇宙のさまざまな連関が明らかになる。

そんな心がけを、ぜひこの映画からも学んでください。