2014年3月26日水曜日

「遠いアトラス」マンハッタン編

石田瑞穂さん、暁方ミセイさんとのリレー連載詩「遠いアトラス」。毎週1回の更新、今週はぼくの番でした。

http://book.mynavi.jp/blog/poem/

「マンハッタン」と題された16行詩ふたつ。ぜひ読んでみてね。

2014年3月24日月曜日

古川日出男、石田瑞穂と

4月3日(木)、明治大学で「見えない波」報告会を開催します。学生のみんなはもちろん、どなたでもご参加いただけます。ぜひいらしてください。

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フランスとイギリスで語った東日本大震災以後の日本社会と文学
 朗読とディスカッションのツアー「見えない波」報告会
 福島県出身の小説家、古川日出男。2011年3月の東日本大震災と福島第一原発での事故以後の状況にもっとも鋭敏に反応してきた彼が、ふたりの詩人、石田瑞穂ならびに管啓次郎とともに、この春、フランスおよびイギリス各地で、震災後の日本社会と文学的創造について語るツアーを行ないました。ルーアン、ロンドン、パリ。いずれの会場でも、現地の聴衆とのあいだに熱心な議論が交わされました。
 巨大な破壊の後、いまなおつづく危機的状況下で、文学は何を想像し、何を語るのか。フランスとイギリスでの議論をうけるかたちで、ここ東京で改めて、聴衆のみなさんとともに、この問いにとりくみたいと思います。
 
主催 明治大学理工学研究科新領域創造専攻ディジタルコンテンツ系 管啓次郎研究室
報告 古川日出男(小説家)、石田瑞穂(詩人・僧侶)、管啓次郎(詩人・明治大学理工学部教授)
日時 2014年4月3日(木)19:00〜21:00
場所 明治大学リバティタワー13階 1136教室
   (JRお茶の水駅から徒歩5分)
入場無料・予約不要
問い合せ 明治大学理工学部 管啓次郎研究室 044−934−7275

2014年3月23日日曜日

ニューヨークで

ニューヨーク大学で開催中のアメリカ比較文学会に参加しています。12年ぶりのニューヨーク! 変わっているといえば変わっているし、変わっていないといえば初めて来た1981年以来、本質的にはあまり変わっていません。都市の変化は、人の想像力にはついていかない。

ミッドタウンのペン・ステーション近くを歩いていて思うのは、人々の顔や服装のレジスターの異常な多様性。言語も宗教も、ぜんぜん違うのでしょう。おなじ時間を共有しているのが不思議なくらい。

こうなると、すべての人々を統括する原理がお金しかないのも、よくわかる気がします。お金においてフェアにやるというのが、社会運営の唯一のルール。でもね、「お金のやりとりはフェアだ」という考え方は、非情であり、非常に危険です。なぜなら、お金とは、本来比べられないものをむりやりにひとつの尺度にそろえる仕組みだからです。

アメリカ。あらゆる意味において、この社会は世界のあり方を考えさせます。そして唯一いえるのは、世界全体がアメリカ型の社会になるのはご免だということ。新自由主義が世界をどれほど頽廃した場所にしているかについては、ドキュメンタリー映画『ショック・ドクトリン』をぜひ見てください。

そして、直接の関係はないけれど、学生のみんなは、台湾でいまきみたちと同年代の学生たちがどんな戦いを続けているかを、ぜひ知ってくださいね。好き勝手なことばかりしている政府には、いつだって「ノー」という権利があるのです。

2014年3月10日月曜日

「見えない波」サポートのお願い

古川日出男、石田瑞穂とぼくの協同プロジェクト、「見えない波」。クラウドファンディングに挑戦中です。

http://www.countdown-x.com/ja/project/D6981528?oglang=ja

さまざまな特典を用意してお待ちしています。ぜひ、ご支援ください。必ず声をつないでゆきます!

「遠いアトラス」

石田瑞穂さん、暁方ミセイさんとのリレー詩ウェブ連載「遠いアトラス」。ぼくの第3回めにあたる「アイツタキ」がアップされました。

http://book.mynavi.jp/blog/poem/2014/03/05/519/

お会いしたことのなかったミセイさんが昨日の「見えない波」報告会に来てくれて、今後の展開についてお話しすることができました。きわめて独特な感覚のある彼女は明治の卒業生。遠からず授業にもお呼びしたいと考えています。

「遠いアトラス」、これからが佳境です。

「すばる」4月号

「旅ときりぎりす」第16回は南オーストラリア、アデレードです。あの青空がなつかしい。

「見えない波」ツアー終了

2月下旬は大学と学術振興会の業務がつづき、あっというまに過ぎました。その間、22日(土)の下北沢B&Bで下道基行さん、高山明さんとの鼎談。28日(金)は駿河台のエスパス・ビブリオでの『ろうそくの炎がささやく言葉』朗読会(工藤庸子、小沼純一、ドリアン助川、中村和恵、野崎歓のみなさんと)。いずれも刺激的な、楽しいひとときでした。

そのまま出かけたのが「見えない波」ツアー。

http://invisiblewaves.jimdo.com/

古川日出男さん、石田瑞穂さんと、ルーアン、ロンドン(2か所)、パリ(2か所)で作品朗読を行い、現地の人々と東日本大震災以後の日本社会と文学について語り合う旅でした。各地で聴衆として参加してくれたみなさん、お世話になった方々、ありがとうございました。

びっくりするほど熱狂的に受け入れられたブリクストン・ブックジャムをはじめ、各地での議論も手応えのあるものでした。昨日帰国し、そのままアップリンクでの報告会。文字による翻訳を超えて、生の声により文学の糸をつむぎつないでゆくことの意味を、さらに体験することになりました。

議論の焦点のひとつは、やはり福島第一の状況とそれに対する日本社会の反応。「フクシマは他人事ではない」という声、「文学者はそれに対して何をしているのか」という問いが、何度も聞かれました。そのつど、言葉につまりつつ、手探りで進むようにその場での答えを探りました。そしてこの探求は、これからも続きます。

「見えない波」プロジェクトはクラウドファンディングに挑戦しています。数々の特典を用意しています。ぜひご支援ください。